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角膜潰瘍

角膜の表面の上皮だけでなく、その奥の実質にもにごったり、薄くなったりといった影響が出ている場合、それを角膜潰瘍といいます。コンタクトレンズの障害で最も重症な症状がこの角膜潰瘍になります。角膜内部に病原体が進入することで角膜感染を起こして角膜穿孔したり、瘢痕治癒しても角膜が白濁して、角膜移植術を必要とすることもあります。

角膜潰瘍が起こる原因はたくさんありますが、外傷や感染によって起こることが多いです。近年だとコンタクトレンズが原因で、角膜潰瘍を起こす方が増えています。

目がゴロゴロする、痛み、白眼の充血が初期の症状で、瞳にかかる部分に潰瘍が出来てしまうと視力がかなり低下し、涙がたくさん出るようになります。痛みが出ないということもありますが、痛みが出ない場合は角膜の神経が障害されているということですので余計に治りにくくなります。

角膜潰瘍が進行すると、視力が低下するだけでなく角膜に穴が開いて眼球の中身が外に出てしまったり、細菌などが眼球の中に入ってしまったりして最悪の場合は失明します。それだけ眼障害の中でも危険な疾患なのです。

治療にはさまざまな方法があります。感染が原因で起こっている場合は微生物に対する薬剤を点眼、眼軟膏、点滴、内服、結膜下注射などが行われますが、感染でない場合は抗炎症薬を投与したり、角膜の上皮の治癒を促進するために、眼軟膏を入れて眼帯をしたり、治療用のソフトコンタクトレンズを入れたりすることがあります。

こうした治療を行っても改善されない場合や角膜穿孔を起こした場合は、角膜移植を行なわなければなりません。治療をして治ったとしても潰瘍が白いにごりとして残って角膜の中央に出来てしまうことがあります。

不適切なレンズの取り扱いやレンズケースの汚染も角膜潰瘍の原因になりますので、レンズの洗浄、交換などのケアは必ず正しい方法で行うようにしてください。

コンタクトの危険性